精神科・介護のよもやま話

実体験を元に裏事情を語ります

介護業界の現状

さて、介護業界の給料がなぜ信じられないほど安いのか、私なりに考察してみました。
 
私は以前会社を経営していました。
働き詰めの割に60万円じゃ合わないなと思っていました。
しかし介護の仕事はその時よりはるかに大変なのに給料は1/3です。
覚えることが山程ある。身体もきつい。腰痛になる。排泄も食介も入浴も個別対応。入浴時は利用者様の命に関わるので緊張しっ放し。便や尿も扱わなきゃいけない。認知症の利用者さんの暴言やセクハラにも耐えなくちゃならない。まだまだ数え切れないくらいあります。
私も最初の頃は叱られてばかりでした。
それでも職員の皆さんは多少の愚痴こそ言いながらも利用者さんを守ることを考えて一生懸命に働いています。
ここまで書いてるだけで皆さんの尊さがわかって涙が出てきます。
 
それでも認知症でない利用者さんは皆に迷惑をかけてばかりだから早く死にたいと言っている。
御家族の方々も出来れば施設に入れたくないと言っている。
 
このままでいいはずがありませんよね。
相当この業界は歪んてるなと感じていました。
 
何が根本的な問題かと言うと・・・
介護は尊い仕事だから儲けちゃいけない。商売じゃないと皆さんが思っていることです。つまり接客業だという概念がゼロだということです。
しかし、そもそもお金を利用者様からいただいてい運営しているんだから商売なんです。つまり普通の会社となんら変わらないということです。
普通の会社の経営の基本は以下の通りです。
【1】無駄な事はカットする。
【2】社員のやる気を何より大事にする。
【3】そうすることでお客様が喜ぶサービスや製品を提供する。
【4】それに見合った対価をいただく。
【5】そのお金を社員に還元すると共に新たなサービスの為に投資する。
【6】その好循環を維持して組織を成長させる。
 
それでは次のブログから詳細の解説をさせていただきます。