精神科・介護のよもやま話

実体験を元に裏事情を語ります

老人ホームと保育園の一体化について

私が介護施設で勤務していた時の話ですが、子育て中の女性の職員の方が結構いらっしゃいました。当然勤務中はお子さんを保育園に預けておられます。
しかし、小さいお子さんは発熱などのトラブルもしばしばで、都度職員さんは抜けざるを得ませんでした。
その度にリーダーはシフトの調整などの対応をせざるを得なくなります。
つまり、そのリスクをある程度考えておく必要があるということです。
これは何も介護施設に限ったことではないでしょう。
大変な思いをしてようやく保育園にお子さんをあずけられるようになっても上記のようなことがあれば仕事を抜けざるを得ませんね。
30~40代の若くて能力のある女性が、このような中途半端な状態で居ることは実に惜しいことです。
そこで保育園と老人ホームを一体化したらどうだろうか、ということを考えてみました。
老人ホームには必ずナースが常駐していますから、多少の発熱ならわざわざ母親を呼び戻す必要もなくなりでしょう。
お年寄りと子供のふれあいの場も作りやすくなります。
更には保育園も24時間対応にしたら収益率も上がるのではないでしょうか?
なぜなら夜に仕事をしている女性もたくさんいらっしゃいますし、一般的に夜の仕事の方が給料も高いのではないでしょうか。
子供は夜は寝るだけですから、老人ホームの夜勤者が見守り対応をするだけで案外済むのかなと考えたりします。
実際にやろうとすれば色々とクリアすべき課題は出てくると思いますが。
現代の世の中は昼に仕事をしている人達だけのために仕組みが作られているような気がします。
しかし、世の中は24時間回り続けています。
まあ、そんなことをふと考えてみた次第です。